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ランドセル選びで悩むポイントを丁寧に解説。お子さんの性格にマッチした素材選びから、必要な安全機能をピックアップ。人気ブランドの特徴を1ページに画像でまとめているから、親子で話し合って納得できるデザインを決めることができます。

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どうやって選ばせた?ランドセルの決め方。

お勧めの決めかた【絞り込み法!】

こどもの好む傾向を把握する

常日頃、いっしょに過ごしているわが子でも、好みの傾向は把握しきれていません。似合うと思って買った服、これ着たくないって経験、多いですよね?好き嫌いがはっきりしている子に多い気分屋さんは、今日明日で好みがかわってしまうことだってあります。
まずはざっくりで構わないので、こどもが好むデザインをつかむことがら始めます。気になるブランド、思いついたブランド、片っ端からカタログを請求します。面倒なら、各ブランドの公式サイトでも構いません。カタログでも公式サイトでも、一面で全てのデザインを見れるページがあるはずです。その中から気に入ったデザインを指さしてもらってください。2、3ブランドにおいて同じことを繰り返すと、こどもが気に入る傾向を把握することができます。

①2、3ブランドの中から、こどもが気に入るデザインをピックアップする

こどもが好きなデザインを分析・把握し、絞り込みを行う

①の作業でこどもが好むデザインが見えてきます(見えづらいときには本人に直接「なんでこれにしたの?」と理由を尋ねましょう)。しかしこどもの心は移り変わりしやすいもの。何日か間を置き、再び確認してください。ほどんどのこどもが似たようなデザインを選びますが、まったく異なるデザインを選んだ場合、①の作業へ戻ります。
こどもはまいにち、いろいろな情報、もの、ひと、環境からさまざまな刺激をうけています。ランドセルが届いたら、もう後にはひけませんが、それ以前であれば変更することもできるので(ブランドによって異なりますが、お受験で指定のランドセルを購入するなどのケースもあるので、一般的には一定期間、キャンセルができる契約内容になっています)、柔軟に構える余裕も必要です。
※怪しいときには選んだランドセル幾つかをピンポイントで切り抜き、どっち?と1枚ずつ並べて比較するトーナメント形式を。もちろん、迷った際には「この色はめずらしいみたいだから、目立っちゃうかもだよ?」とアドバイスを添えて。

②ピックアップしたデザインに揺るぎはないか、確信を得る

気に入ったデザイン、ブランドを機能面からチェックする

ここが本番です!こどもが選んだデザインを、親として納得できるかの調査をします。チェックするポイントは以下のとおり。

  • (こどもの性格を考慮し)6年間、使用できるデザインか?色は問題ないか?
  • (こどもの性格を考慮し)6年間、使用できる耐久性(型崩れ対策)、耐傷性に問題ないか?
  • (親の遺伝を考慮し)小柄(重さ)、大柄(背負いごこち)、長身(肩ベルト)のケースでは問題ないか?
  • (通学環境・時間を考慮し)反射材やナス管、防犯ブザー設置などの安全対策は問題ないか?
  • (生活環境を考慮し)持ち手や施錠タイプ、内ポケットなど利便性は問題ないか?
  • (教育方針を考慮し)A4クリアファイル、フラットファイルに対応しているか?
  • (こどもの体格や通勤環境を考慮し)背中の蒸れ対策は問題なく快適か?
  • (財布事情を考慮し)値段は問題ないか?
  • 万が一故障した際の保証は問題ないか?(修理費、修理内容、送料負担、代替ランドセル貸与等)

③こどもが選んだデザイン、親が納得できるか調査する

購入する

こども、親それぞれが納得することができたら、予約をします(ランドセルは基本的に受注生産なので、予約という表現が妥当)。
※親が合格を出せなかった場合、不合格となった要件をクリアした類似デザインを探します(③の作業のやり直し)。
余裕があれば販売店、直売のショールームに足を運び、背負ってみましょう。ショールームで予約することもできますが、一般的にインターネットで購入すると特典がついており、よりお得に買うことができます(ショールムでは型番を控えておくことがマスト。同じデザインでもモデルが異なり、サイズが違うケースもあります)。インターネットの購入は主流になりつつありますが、ブランドによっては修理の流れが異なるため、故障時の流れは把握したうえで購入ください(ブランドの直売サイトが安く、修理もスマートなケースが一般的です)。
※実際に背負ってみたり、思っていたイメージと異なる場合は、再び①へ戻ります。

ランドセルの選びかた【クイックガイド!】

ママ友に「ランドセルの仕事、されているんですよね?幼稚園でもカタログなどもらいはじめて…選ぶコツとかあります?」と聞かれました。そこでもっとわかりやすくアドバイスができないか考え、このクイックガイドを用意してみました。
クイックガイドは(時間をかけずサクッと選びたい!)というケースにも有効!わたし自身、ランドセルの仕事をしているせいかつい熱く語ってしまいますが、「6年間もてばなんでも…」というケースも少なくないことに気がつきました。
ランドセルを選ぶ方々のヒントになれば幸いです。

【補足】
①:カタログを取り寄せ、カタログベースでみると選びやすいです。各ブランド、新作が発表されるのは春~夏ごろですが平均男女合わせ2~4作程度ですし、ロングセラーなデザインは継承されることが多いため、前年度のカタログでも構いません(最近は公式HPに電子カタログもあるので、印刷し見せるのも1つの方法です)。幾つかのブランドを見るのが面倒なケースは、さまざまなデザインパターンが揃ったフィットちゃんが便利です。まずここはこどもが好み傾向を把握するためなので、ブランドは意識しなくても大丈夫です。
②:こどもが好む傾向を把握し、ブランドを絞ります。ここが1番重要です。まずどんなデザインを好むかは、【デザインからブランドを調べる】を参考に選んでみてください。そしてそのブランドにどんな特徴があるかは【ブランドの特徴分類表】で確認することができます。ここにはブランドの製造法や販売情報(完売しやすいなど)がまとまっています。大人が納得できるメーカーであるかのざっくりとした目安になります。
③②で絞ったブランドから、こどもといっしょにランドセルを選びます。ブランドの詳細情報は【ブランドの特徴分類表】のブランド名をクリックすると確認でいるので、参考にしてください。

【 参考事例 】我が家はこうして決めました!

我が家の場合、わたしがランドセルに携わる仕事をしていたので、以下の要領で各ブランドの資料請求をしました。

  • 工場大量生産でないか?(一般的に細かな箇所の処理が甘く、見た目も綺麗ではない)
  • ランドセル製造メーカーであるか?(企画されたOEMはマージ費用が高かったり、性能レベルがまちまちで古かったり、故障時の依頼ルートが反射経由であることが多いから)
  • 有名でなくとも手縫いであったり、独自の確固たる同感できるポリシーがあったり、信頼できるか

結果、資料請求をしたのは約5社。その中からこども自身が選んだランドセルはシンプルなオーソドックスなデザイン。まずは本革、クラリーノ両方が見れるショールームへ行き、どっちの素材が気になるかチェック。選んだ素材からデザインで絞り込み、そのブランドのショールームを尋ね、1番反応のよかったブランドにしました。
※ショールームは平日のほうが空いていて、アドバイザーの説明をじっくり聞くことができます。幼稚園、保育園を休ませてでも、平日、はやめの時間がマスト!(閉店時間前でも空いていますが、こどもの体力がなくなっているので…)
実際の購入は、インターネットの公式サイトから。直売だから1番安かったし、納期も明確だし、安心することができます。仕上げに予約したランドセルをこどもに見せ、楽しみだね♪とインプット。実際に届いたとき、拒否されることを防ぐ予防策です(笑)確実に手にいれたいからはやめに予約したはいいけれど、届くまでにある程度、時間が経ってますからね…。